2013年 10月 14日
清内路手づくり花火 |
伊那谷には古くから手づくり花火を奉納する神社が数社ある。
阿智村清内路の手づくり花火は、享保16年(1731年)から脈々と受け継がれ、280年の歴史を持つ。また、平成4年には、県の無形民族文化財の指定を受けている。
清内路には、上清内路の諏訪神社と下清内路の諏訪神社・建神社があり、それぞれで手づくり花火が奉納されている。ただし、上清内路の諏訪神社の花火は一般には公開されていない。
昨夜、下清内路の諏訪神社・建神社(同じ境内に隣り合わせにある。)の奉納花火があった。
下清内路では、25名の煙火有志会のメンバーが、先月上旬から火薬や仕掛け花火作りを進めてきたという。
午後4時前から仕掛け花火を囲櫓にセット。仕掛け花火用の囲櫓は3基(龍1組、本組、中組)あり、いずれも檜に漆塗りの立派なもの。
これは、中組の「大噴水」の準備風景。
午後7時からの打ち上げ開始に先立ち、「童のきおい(子供御輿)と「一般のきおい(仕掛け花火の役物の搬入)」が行われる。
花火は「諏訪神社の部」と「建神社の部」の二部に分かれ、それぞれ、最初に打ち上げ花火、次いで大仕掛煙火(手づくり花火)の順に行われる。
最初に諏訪神社の部。
午後7時半頃仕掛け花火に点火。龍1組→本組→中組の順だが、中組以外は鳥居の外にあり、立ち位置からは鳥居や木々の陰になってしまい見通せない。
龍1組
本組
そして、中組の大噴水。
煙火有志会のメンバーが、「オイサ、オイサ」のかけ声とともに、大噴水の火の粉を浴びる。
3基の仕掛け花火が終了すると、「大三国」用の柱に花火を取り付ける。長さ約2m、重さは30kg位あるらしい。
トリの大三国に点火。
降り注ぐ火の粉の中に煙火有志会のメンバーが入り、円陣を組んで「オイサ、オイサ」のかけ声とともに気負い無病息災を祈る。
因みに、煙火有志会の法被はこのとおり。さしづめ男の勲章と言ったところか。むろん火傷も・・・・
建神社の仕掛け花火
綱火が走る。
中組の仕掛けに点火。縦回転するのが巴車(しゃくま)、横回転が花笠。
3基の櫓の手筒花火が一斉に。
大トリの大三国。
このあと、大音響とともに暴発。破片が境内に飛散したものの、幸いにしてけが人は出なかった模様。
最後は残念な結果だったが、手作りの仕掛け花火は実に迫力があり見応えがあった。
(機材 5DMarkⅢ+EF24-70mmF2.8L&E-M1+MZD12-42mmF3.5-5.6Ⅱ)
digibookでどうぞ(30日後には削除される)
阿智村清内路の手づくり花火は、享保16年(1731年)から脈々と受け継がれ、280年の歴史を持つ。また、平成4年には、県の無形民族文化財の指定を受けている。
清内路には、上清内路の諏訪神社と下清内路の諏訪神社・建神社があり、それぞれで手づくり花火が奉納されている。ただし、上清内路の諏訪神社の花火は一般には公開されていない。
昨夜、下清内路の諏訪神社・建神社(同じ境内に隣り合わせにある。)の奉納花火があった。
下清内路では、25名の煙火有志会のメンバーが、先月上旬から火薬や仕掛け花火作りを進めてきたという。
午後4時前から仕掛け花火を囲櫓にセット。仕掛け花火用の囲櫓は3基(龍1組、本組、中組)あり、いずれも檜に漆塗りの立派なもの。
これは、中組の「大噴水」の準備風景。
午後7時からの打ち上げ開始に先立ち、「童のきおい(子供御輿)と「一般のきおい(仕掛け花火の役物の搬入)」が行われる。
花火は「諏訪神社の部」と「建神社の部」の二部に分かれ、それぞれ、最初に打ち上げ花火、次いで大仕掛煙火(手づくり花火)の順に行われる。
最初に諏訪神社の部。
午後7時半頃仕掛け花火に点火。龍1組→本組→中組の順だが、中組以外は鳥居の外にあり、立ち位置からは鳥居や木々の陰になってしまい見通せない。
龍1組
本組
そして、中組の大噴水。
煙火有志会のメンバーが、「オイサ、オイサ」のかけ声とともに、大噴水の火の粉を浴びる。
3基の仕掛け花火が終了すると、「大三国」用の柱に花火を取り付ける。長さ約2m、重さは30kg位あるらしい。
トリの大三国に点火。
降り注ぐ火の粉の中に煙火有志会のメンバーが入り、円陣を組んで「オイサ、オイサ」のかけ声とともに気負い無病息災を祈る。
因みに、煙火有志会の法被はこのとおり。さしづめ男の勲章と言ったところか。むろん火傷も・・・・
建神社の仕掛け花火
綱火が走る。
中組の仕掛けに点火。縦回転するのが巴車(しゃくま)、横回転が花笠。
3基の櫓の手筒花火が一斉に。
大トリの大三国。
このあと、大音響とともに暴発。破片が境内に飛散したものの、幸いにしてけが人は出なかった模様。
最後は残念な結果だったが、手作りの仕掛け花火は実に迫力があり見応えがあった。
(機材 5DMarkⅢ+EF24-70mmF2.8L&E-M1+MZD12-42mmF3.5-5.6Ⅱ)
digibookでどうぞ(30日後には削除される)
by dabohaze48
| 2013-10-14 22:13