今日は、「おわら風の盆」は一旦休憩して・・・
今年のサイトウキネンフェスティバルも残すところあと3日となった。
今夜はオーケストラコンサート(Bプロ)を聴きに行ってきた。
本来ならば小澤征爾さんが指揮するはずだったのだが、腰痛が悪化して長時間の指揮ができないということで、急遽一部プログラムを変更しチャイコフスキーの弦楽セレナードの第一楽章のみ指揮し、ノヴェンバー・ステップスと幻想交響曲は下野竜也さんが指揮することになった。残念だが仕方ない。
冒頭、ステージの袖に小澤さんが出てきて、律儀にも謝罪の挨拶をした。こんな行動も人を惹きつけるひとつの理由だろう。来年こそステージで体調万全の元気な姿を拝見したいものである。
チャイコフスキー「弦楽セレナードハ長調」はサイトウキネンのテーマ曲のようなもの。重厚で時に力強い弦の響きを奏でてくれた。約7分間のわずかな時間であるが、小澤さんが自らを鼓舞するような演奏であった。
武満徹「ノヴェンバー・ステップス」は、かねてより聴きたかった曲。
現代曲は食わず嫌いだったのだが、小澤征爾指揮トロント響(琵琶:鶴田錦史、尺八:横山勝也)のレコードを聴いて好きになった曲である。
約20分の短い曲だが、後半の尺八と琵琶によるカデンツァは実に聴き応えがある。目を閉じて聴いていると暗闇に引き込まれていくような感覚に陥る。
ベルリオーズ「幻想交響曲」は、ちょっと語弊のある表現だが・・・一言で言って実に「豪快」な演奏だった。第4、5楽章の印象が強烈だったのかもしれない。
日本のオーケストラは総じて弦は良いのだが、管、特に金管が弱い傾向にある。SKOの管に外人の演奏家が多いのはその弱点を補うためだろう。結果、弦、管とも穴がなくバランスの良い演奏を聴かせてくれた。
